WordBenchとポエム

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WordPressコミュニティの一つであるWordBench。

2018年9月をもってサービスを終了するとアナウンスされているWordBenchについてのポエムを書きたくて、ずっと放ったらかしていた個人ブログに書くことにした。

簡単に説明すると、WordBenchというイベント名称は今後使用せず、今までWordBenchとして運営してきたイベントは、WordPress Meetupと名乗ることになる。

名称が変わるだけのように見える。私にとっては本当にその通りだと思う。しかし、それでも、なぜポエムを書くかというと、WordBenchが好きだったし、ポエムも好きだし、それに、一番重要なこと、終了のアナウンスと共にWordBenchポエムを書いている人がたくさんいるからだ。

サービス終了のアナウンスがあってから、いくつものWordBenchポエムを拝見したが、皆さん気持ちが入っている文章だし、一ポエマーとして便乗しない手は無い。

よし、私も、WordBenchが過去のものになる前に、早速ポエろう。

私がWordBenchポエムを書く資格

2018年7月、WordBench二子玉川が立ち上がった。

【レポート】futakolocoの挑戦:WordBench二子玉川、発進しました!

サービス終了のアナウンスが2018年6月14日付なので、多分最後に立ち上がったWordBenchだと思う。

サービス終了のお知らせ

私のWordPressコミュニティへの関わりは、2016年11月、蒲田にて、Webディレクターをしている知人と一緒にWordPressもくもく勉強会を立ち上げたことから始まった。その後、その勉強会がWordBench羽田と名乗っていいとのことだったので、名称変更してそのまま月一で継続した。

(蒲田でやっているのに羽田としたのはネームバリューを考慮してのことだ。)

WordPressの勉強会を開催しました!

10回目を過ぎ、WordPressのダッシュボードに出るようになったあたりで、参加者が増え、楽しくなってきて、都内のローカル開催をもっと増やしていった方がいいなと感じたので、三鷹・北千住・二子玉川と、都内他エリアで興味のありそうな人に会いに行き、ノウハウを伝え、立ち上げに協力してきた。

といっても、仲良くなったローカルメディア運営者に、簡単なルール説明と共に、楽しいからWordPressの勉強会をしようよとお声かけしているだけだが、一応これで都内のローカル開催4箇所の立ち上げに関わったことになる。

WordPressコミュニティは最近15周年を迎えたそうで、WordBenchも10周年を迎えるらしい。

蒲田の勉強会はもうすぐ2年になる。私としては結構やってきたつもりだが、そうは言っても10年のうちの2年足らず。WordPressコミュニティ内では新参者だし、浮いた存在だと思う。

5月27日、WordPress の15周年を祝いましょう

しかし、2年で4箇所の立ち上げに協力したのだから、ポエムを書く資格は有ると思う。

それと、主張したい。私はロマンチストでありポエム好きなので、資格が無くても書きたい。

WordBenchサービス終了のアナウンスとポエム

WordBenchサービス終了のアナウンスがされてから、各地のWordBenchモデレーターや、WordBenchに思い入れのある人たちがポエムを書いた。

https://capitalp.jp/2018/06/19/wordbench-voices/

反対意見ももちろんあるが、簡単にまとめると、「今までありがとう」「リスペクトしている」「名称が変わるけどこれからも続ける」といったものが多いと思う。

私もだいたい同じ気持ちだ。

いつも使ってるCMSを開発しているコミュニティをリスペクトしているし、自分が住んでいるエリアで始めた勉強会の数回目からWordBenchという名称が使えるようになって嬉しかった。サービス終了に伴いイベント名がWordBenchからWordPress Meetupに変更されるけれど、そのほうがパッと見で分かりやすいし、これからも続けるし、今まで運営チームが頑張ってwordbench.orgを管理していたことにとても感謝してる。ありがとう。

しかし、こう書いてみると、ポエムを書くことに若干乗り遅れた感は否めない。頭が冴えている状態で書きたかったので遅れた。私がポエムを書くだろうと楽しみにしてくれている人が分かっていたから、お待たせしたと思う。そこは謝っておきたい。

終了のアナウンスは、WordBench羽田のモデレーターとしては結構影響のある出来事だったので、ポエムどころではなかった。

行動規範なるものが整備されたと思ったら、何が何だかわからない間にWordBenchサービス終了のアナウンスがされ 「WordBench=イベント」 と思っていた方々や、羽田の参加者からは「WordPressのコミュニティ無くなっちゃうの?」「羽田も無くなっちゃうの?」ってたくさん聞かれた。

その度に「WordPressコミュニティは無くならない」「羽田も名称変えるだけで継続する」って伝えている。

羽田の過去参加者は240名を超えていて、羽田しかWordPressコミュニティを知らない人もいる。WordBench終了に伴って、運営チームから私に意見を聞かれた訳でもないので、なんて伝えればいいか分からなかったし、今もよく分かってない。

なぜ無くなるのか、分からないので説明しようがないし、突っ込んでくれるな感がプンプンするので、あまり突っ込まないほうがいいに決まっている。

ただ、WordBenchサービス終了のアナウンスがあったことで、私は少なからず影響を受けたし、参加者にきちんと説明できない状況で対応しなければならなかった。また、アナウンスしてから終了までの期間が早すぎると感じた。広げる方向で動いていたから色々な人とコミュニケーションを取る必要性があった。急な話だったので、予期せぬ時間がかかったことは事実だ。

WordPressコミュニティにおける都内のローカルコミュニティ作りの流れ

この項目は、勝手に私が思っていることなのかもしれないが、私がこの流れを推進しているのは間違いない。

都内のローカル開催は、基本的にもくもく勉強会スタイルを推奨している。理由は準備が楽だからだ。

WordBench東京が、開発者やWebに普段から関わっている人寄りの交流の場だとすると、都内のローカル開催は、東京へ行く準備をする場であったり、近いから来る場であったり、PCの画面を見ながら語ったり作業したい人に向いていたりする場だ。

定期開催イベントを実施してきて、レベルを問わず人が定着していくのを実感している。

他地域の事例を聞いたとき、会場を押さえるとか、そういった手間がネックで、勉強会は定期開催されないということを聞いた。
そういったところは非エンジニアでも分担できるから、非エンジニアが貢献できる部分をきちんと打ち出して行って、イベント運営の推進力にしていく方向に私はしたい。特にローカルメディアの運営者に期待しているし、ローカルメディア側からは好意的に受け止められていると思う。

オープンソースの文化はエンジニアのためだけのものでは無いし、地域コミュニティとオープンソースコミュニティが合わさることで、イベントが定期開催され、オープンソース文化と地域文化が合わさり、いい感じになることを期待している。

WordPressコミュニティでこれから加速させること

WordPressの勉強会が気軽に立ち上げられること、イベントを実施してみると楽しいことを、WordPressコミュニティの周辺にいる人たちにもっと知ってもらいたいと思っている。

私は非エンジニアがモデレーターを担うWordPressコミュニティのイベントをもっと増やしたい。

ポエムと私

愛の表現方法は様々で、文化の衝突は楽しい。

初心者・非エンジニアをクレクレ君と表現するか、生まれたばかりのオープンソース市民と表現するか。

表現で、捉え方・気持ちは変わる。

もちろん私は後者の表現が好きだ。

私はWordPressコミュニティをもっとWebに明るくない人にも参加できるものにしたい。

ポエって満足したので、この話はおしまい。

そして、ここまで読んでくれたあなたへ。

あなたとイベントや様々な場所で会えれば嬉しい。

Webと地域のことをやっています。東京都大田区池上に住んでいます。

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