在宅ワークを快適にする環境整備をしてみました
今回は、在宅ワークの環境整備の話を書きます。
在宅ワークを開始した当初は、集中して仕事ができるのか不安でしたが、やってみたら快適だったので、共有したいと思います。
結論から言うと、特に以下3点のアイテムが必須だと感じました。
- ノイズキャンセリングイヤホン
- 大型モニタ (今回購入したのは50インチ)
- 有線LANポート (ドッキングステーション)
ノイズキャンセリングイヤホンを使用することで、オフィスとは違う環境音をシャットアウトできるし、大型のモニタと有線LANポートは Zoom で繋ぐことが前提になった仕事環境を快適にしてくれました。
在宅ワークに切り替えた経緯
最近まで頻繁に通っていたコワーキングスペースを解約し、完全に在宅ワークに切り替えました。
理由は、コロナの影響を受け、そのコワーキングスペースの環境が変わってしまったからです。営業時間の短縮や休業日が増え、換気のために窓を開けておかなければいけなくなったのです。
そのことで、時間的な制約が増えたことと、風が強い日に気になってしまい作業に集中できなかったことから、どうするか1か月ほど悩んだ末、解約することにしました。
そして、他のコワーキングスペースへの変更も考えたのですが、今は変化が激しい時期です。選んだ時点で良いと思った要素が変化してしまうこともあるため、在宅ワークに切り替えることにしました。
はてさて、
移動にかかる経費も含めると、およそ 30,000円 / 月 が浮きました。年間だと 360,000円 浮いたことになります。よくよく考えると、これは結構な数字だなぁと思いました。
しかし、経費が浮いたからといって、文字通り浮かれてはいけません。コワーキングスペースを利用していた理由は集中できるからでした。集中できる環境が無くなってしまうのは本末転倒です。
そこで、年間で浮いたお金の 360,000円 を目安に、在宅ワーク環境を整えてみることにしたのです。
在宅ワークに必要な要素の洗い出し
在宅ワークを考えるにあたり、まずは、自宅の環境とコワーキングスペースの環境にどういった違いがあるか、洗い出してみました。
自宅の環境
- 1K
- 商店街沿いの 1F が半地下になっている建物の 2F
- 交通量の多い道から2軒目の建物
- 日当たり良し
自宅は、交通量の多い道からも近く、また、商店街沿いなので、とても騒々しいです。しかし、日当たりは良く、騒音さえなければ過ごしやすいです。
次に、部屋にあるものを見ていきます。
- 昇降机
- 椅子
- 観葉植物
- ドッキングステーション
- 全自動のコーヒーメーカー
- 23インチモニタ × 2台
これだけ見ると、環境は揃っているように見えます。
椅子はコワーキングスペースにある椅子が気に入ったために自宅用に購入したもので、使い心地は良いし、机も気に入っていました。
しかし、作業スペースとして良いとは思えていませんでした。
なぜでしょう?
コワーキングスペースの環境
- 静か
- 日当たり良し
- おいしいコーヒーがいつでも飲める
- 観葉植物と花
- 大きいモニタが置いてある
- 椅子が良い
- 営業時間が決まっている
- 自宅から適度な距離がある
- 蔵書がたくさんある
- おしゃれな音楽が流れている
入居していたコワーキングスペースの良い点を挙げてみると、見た目では分からない、仕事する環境に必要な要素が揃っていることに気付きます。
比較して分かったこと
入居していたコワーキングスペースの魅力が再確認できました。
- 静か
- 営業時間が決まっている
- 自宅から適度な距離がある
- 蔵書がたくさんある
- おしゃれな音楽が流れている
仕事をする上での居心地の良さを考えられた場所だったからこそ、自然とこれらが整っていたように感じます。これをどうしたら、在宅ワークで再現できるかを考えていきました。
New Normal 対応
そして、これまでとは少し違った環境の変化への対応も必要です。
今までは、直接訪問して、同じ画面を見ながら作業する場面があったのですが、打ち合わせ相手も在宅ワークをしているため、 Zoom での打ち合わせに切り替わっていきました。
これにより、モニタ2台のうち1台分が Zoom 表示用になり、作業が若干やりづらくなったと感じられました。
また、ノートパソコンについているカメラを使うと、体勢が固定されるため、長時間使用すると疲れてしまうことが分かりました。
この変化に対応するため、
- モニタを大きくする
- ウェブカメラを購入する
この2つの要素を追加しました。
在宅ワークのために揃えたもの
要素の洗い出しは終わったので、色々と買い揃えました。
- 50インチモニタ
- Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン
- Bluetooth キーボード
- ウェブカメラ
今回購入して一番良かったのはノイズキャンセリングイヤホンです。とても自室にいるとは思えない静かさで、気に入っています。
そして、機器の購入では賄えない要素については、日々のルーティンの中に意識的に採用したり、アプリやサービスで補いました。
- 朝の散歩
- アラームの設定
- Kindle Unlimited の契約
- Spotify Premium の契約
これにより、ほぼ、コワーキングスペースの環境がコピーできたんじゃないかと思います。
購入した機材
元々使用していたものも含めると、現在、在宅ワークに使用している機材は以下のとおりです。
- 昇降机
- 椅子
- 観葉植物
- ドッキングステーション
- 全自動のコーヒーメーカー
- 23インチモニタ
- 50インチモニタ
- Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン
- Bluetooth キーボード
- ウェブカメラ
昇降机
約 30,000 円
昇降机は腰痛防止の効果も狙って購入したものです。
自動のものも考えましたが、金額的に手動にしました。手動ですが昇降しやすいので満足です。
一時的に、座っての作業ができなくなった時期があり、その際は、常時スタンディングデスクとして使用していました。
椅子
約 95,000 円
仕事で使う道具としては PC と カメラの次に高い買い物でしたが、コワーキングスペースにあった椅子の使用感が好きだったので購入しました。前傾姿勢のモードがあるのが良いところです。
見た目もかわいいです。
観葉植物
約 30,000 円
観葉植物は近所の花屋さんで購入しました。少しずつ買い足したり、いただいたりして現在に至ります。
鉢を数えると、15鉢以上あることが分かりまして、少し多すぎだと感じましたが、減らす予定は今のところありませんw
ドッキングステーション
約 12,000 円
こちらは私の現在の PC が Thinkpad X390 な関係で選びました。有線LANポートがあります。
部屋には無線LANも飛んでいますが、やはり Zoom を長時間接続する場合などには、有線LAN接続のほうが安心ですね。
全自動のコーヒーメーカー
約 20,000 円
これを購入してから、朝コーヒーを淹れるルーティーンが確立されました。
23インチモニタ
約 13,000 円 × 2台
価格重視です。元々こちらを2台使用していたのですが、1台のみにして、下の大型モニタを追加購入しました。
50インチモニタ
約 50,000 円
価格重視です。上の23インチモニタの約4倍のサイズ感です。届いた際は大きすぎたかと感じましたが、一日で慣れました。
机の横幅 120㎝ ギリギリのサイズなので、元々あった23インチモニタは隣のラックの上に載せました。
Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン
約 30,000 円
性能重視で購入しました。
今回の買い物で一番良かったのがこれです。
これさえあれば、窓を開けていても車の走行音が気になりませんし、それに、サーキュレーターを強風にした際のファンの音、商店街を歩く人の話し声、隣家の風鈴の音などが、ほぼ聞こえなくなりました。
Bluetooth キーボード
約 12,000 円
これは PC についているディスプレイを使用しないことにしたので、机にキーボードしか置かなくてよくなるよう購入しました。
机が広く使えるようになり、快適です。
間違えて英語キーボードを購入してしまったのですが、一日で手に馴染みました。何日か使用を継続してみると、日本語キーボードよりも全然使いやすく感じられたので、今後は英語キーボードにしようと思いました。
ウェブカメラ
約 5,000 円
キーボードと同じ理由で、購入しました。
もう少し画質にこだわったほうが良かったかもしれません。
一眼カメラやスマホをウェブカメラ代わりにすると良いと聞いたので、近いうち挑戦してみようと思います。
機器の購入ではない環境整備
機器を購入するだけではできないことについては、日々のルーティンの見直しや、アプリやサービスで再現してみました。
- 朝の散歩
- アラームの設定
- Kindle Unlimited の契約
- Spotify Premium の契約
朝の散歩
おおよそ30分歩くことで仕事を開始する気分になります。
近所に大きなお寺があるため、起きたら参拝することが日課になりました。
アラームの設定
生活にメリハリをつけるために、アラームを設定しました。
7:00, 9:00, 12:00, 13:00, 15:00, 18:00, 21:00, 24:00 で設定しています。
Kindle Unlimited の契約
コワーキングスペースにあった蔵書の代わりです。
休憩時にリストを眺めたり、雑誌を読んだりしてます。
Spotify Premium の契約
コワーキングスペースに流れていた音楽の代わりに契約したのですが、かなり充実していて、フェス単位でまとまっているリストがたくさんあったりして、良いですね!
散歩の時間は Podcast 、仕事の時間は音楽を聴いています。
まとめ
備品の購入額を全てを合計すると 約 300,000 円 くらいですが、元々使用していたものもあるので、今回の出費は約 100,000 円で収まりました。
特に以下の3点は本当に必須だと感じましたので、是非、ご検討ください。
- ノイズキャンセリングイヤホン
- 大型モニタ (今回購入したのは50インチ)
- 有線LANポート (ドッキングステーション)
ノイズキャンセリングイヤホンを購入してから、集中できるようになり、在宅ワークがとても快適に感じられるようになりましたし、また、大型のモニタにしたことで、目線の位置が上がり、疲れにくくなりました。
環境が整うと不思議なもので、打ち合わせも直接会うより Zoom のほうが良くなってきました。
世間的にも在宅ワークが定着する雰囲気ですね。作業環境も整ったため、今後はもっと在宅ワークを楽しもうと思います。
皆さんも是非チャレンジしてみてください♪